「うちの子に合う学校はどこだろう」
就学や進路を考え始めると、支援級・支援学校・通級など、さまざまな選択肢が出てきます。
しかし、まず何をすればいいのか、どこに相談すればいいのか迷うこともあると思います。
この記事では、学びの場の選択肢と相談先、就学までの流れを整理します。
学びの場は4つ
小・中学校の学びの場は、大きく4つあります。
- 通常学級 … 必要な配慮を受けながら、みんなと同じ教室で学ぶ
- 通常学級+通級指導教室 … 在籍は通常学級。週に数時間、別教室で苦手に合わせた指導を受ける
- 特別支援学級(支援級) … 地域の学校内にある少人数の学級
- 特別支援学校(支援学校) … 障害のある子の教育を専門とする学校
どこになるかは、手帳や診断名だけで決まるわけではありません。
「学校生活でどのような支援が必要か」をもとに、就学相談の中で検討していきます。
4つの違いや選び方は、別の記事で詳しく解説しています。


入学後も変更を相談できる
学びの場は、入学後に変更を相談できます。
通常学級から支援級へ、支援級から通常学級へと見直されることもあります。
変更は年度の区切りに合わせることが多いため、考え始めたらまず担任の先生に相談してみましょう。
やること① 教育委員会の就学相談に申し込む
就学先の相談先は、福祉の窓口ではなく教育委員会です。
福祉(手当・受給者証・放課後等デイサービスなど)→ 障害福祉窓口
就学 → 教育委員会の就学相談
「自治体名+就学相談」で検索すると、受付時期や申し込み方法を確認できます。
多くの自治体では、保護者向けの就学相談ガイドブックも公開しており、就学相談の流れやスケジュールだけでなく、学びの場の違いや学校の様子が紹介されていることもあります。
例えば東京都のガイドブックではスケジュールなどのほか、就学相談や学校生活についての動画も公開されています。お住まいの地域の資料が見つからない場合は、イメージをつかむ参考として見てみるのもよいでしょう。
なお、秋に全員が受ける就学時健診と、希望者が申し込む就学相談は別です。
就学相談は就学時健診を待たずに申し込めます。
「自治体名+就学相談」で検索して、受付時期と申し込み方法を確認する。
やること② 園・学校の先生に伝える
日中のお子さんの様子を最もよく知っているのは、園や学校の先生です。
就学相談の前に「就学(進路)の相談をしたい」と伝えておくと、お子さんに必要な支援が整理しやすくなります。
加配を受けている場合は、その経験も就学相談の参考になります。
送り迎えや連絡帳で、「就学(進路)のことを相談したいです」と一言伝えてみる。

やること③ 学校を見学する
学校は見学や授業体験ができる場合もあります。
支援級と支援学校で迷っている場合は、両方見て比べてみましょう。
実際の教室の雰囲気や先生の関わり方を見ることで、資料だけでは分からないことが見えてきます。
学校公開や見学会の日程は、学校のホームページで確認できます。
また、学校を選ぶときに費用が気になる方もいると思います。
特別支援学級や特別支援学校には、学用品などの費用を補助する特別支援教育就学奨励費という仕組みがあります。
お金の心配だけで選択肢を狭めず、まずは見学してみましょう。
気になる学校のホームページを開き、学校公開や見学会の日程を確認する。
中学・高校の進路
中学進学
学びの場の枠組みは小学校と同じです。
小学校での様子をふまえて、あらためて進路を考えていきます。
相談先も、在籍校の先生と教育委員会で変わりません。
高校進学
高校進学では、進路の選択肢が変わります。
- 一般の高校(全日制・定時制・通信制など)
- 特別支援学校の高等部
- 高等特別支援学校(知的障害のある生徒を対象に就労に向けた教育を行う学校)
一般の高校でも入試や在学中に配慮を受けられる場合があり、近年は通級による指導を行う高校もあります。選択肢の幅や設置状況は地域差が大きいので、高校のことは中学に入ってから、先生との進路相談の中で考えていけば大丈夫です。
スケジュールの目安
就学相談の受付時期は自治体によって異なりますが、入学前年の春ごろから始まる地域もあります。
一般的には、
- 春〜夏:就学相談
- 秋:就学時健診
- 冬:就学先の通知
という流れです。
早めに申し込むことで、見学や相談に十分な時間を確保できます。
窓口では、こう伝えれば大丈夫
就学相談では、
「発達に心配があり、就学先について相談したいです」
と伝えれば大丈夫です。
検査結果や書類が揃っていなくても相談できます。
就学相談は、保護者の意見を尊重しながら、お子さんに必要な支援を一緒に考えていく場です。
まずは相談してみましょう
就学先は、見学や相談を重ねながら考えていきます。
迷ったら、まずは教育委員会の就学相談に申し込んでみてください。
在籍している園や学校の先生に「就学(進路)のことを相談したい」と伝えるだけでも、大切な第一歩になります。


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