はじめに
児童発達支援(児発)や放課後等デイサービス(放デイ)を使い始めるときにいちばん迷うのが、
「週何回通わせればいいのか」
ではないでしょうか。
「みんなはどれくらい通ってる?」
「うちは週1回だけど、少なすぎる?」
と、気になりますよね。
先に結論を言うと、
週何回が正解という決まりはありません。
同じ年齢・同じ診断名のお子さんでも、利用日数は家庭によって大きく違います。
ただ、実際にどれくらい利用している家庭が多いのかを知ると、自分の家庭に合った利用回数を考える参考になります。
この記事では、公的な調査からわかる「みんなの利用回数」と、迷わない決め方を紹介します。
みんなは週何回くらい通ってる?
平均は、おおよそ週1〜2日ペース
厚生労働省の社会福祉施設等調査(令和6年)によると、1人あたりの利用回数は
放課後等デイサービス:月6.4回
児童発達支援:月5.2回
つまり、おおよそ週1〜2日程度の利用ペースです。
「思ったより少ない」と感じませんでしたか?
利用日数には大きな幅があります
一方で、兵庫県尼崎市が保護者を対象に行ったアンケートでは、
- 週5日……28.1%
- 週4日……15.9%
- 週3日……19.2%
- 週2日……20.3%
- 週1日……10.9%
という結果でした。
また、利用している事業所数は平均1.8事業所で、複数の事業所を組み合わせて利用しているケースもあります。
なお、尼崎市の数字が先ほどの厚生労働省の調査と異なってみえるのは、調査対象や数え方が異なるためです。
単純に比較はできません。
ですが、週1日の家庭も、週5日の家庭も珍しくありません。
「普通は週○日」という答えはなく、それぞれの家庭に合った利用日数があります。
申請の日数は「上限の枠」と考えて大丈夫
ここで知っておきたい仕組みがあります。
受給者証に書かれる支給量は、「1か月に利用できる上限の日数」です。
支給量いっぱい利用する義務はありません。
例えば、「月10日で申請して実際は月4日利用」でも問題ありません。
そのため、申請の時点でぴったりの日数を決める必要はありません。
必要と思う日数を相談し、実際の利用は通いながら調整していけば大丈夫です。
あとから支給量を増やす相談もできますが、手続きに時間がかかることもあります。
支給量の詳しい仕組みは、こちらの記事で解説しています。

「多いほど良い」わけではありません
「通えるなら、できるだけ多く通ったほうがいいのでは?」と思うかもしれません。
でも、必ずしもそうではありません。
- 園や学校で友だちと過ごす時間
- 家でゆっくり過ごす時間
- 家族と出かける時間
そうした時間も、お子さんの成長には大切です。
利用回数は、何のために利用するかによって変わります。
- 療育を中心に考えるなら、週1〜2日でも十分意味があります
- 保護者の就労などで放課後の居場所も必要なら、週3〜5日など利用が多くなることもあります
目的が違えば、ちょうどいい回数も変わります。
日数の考え方
迷ったら、この順番で考えてみてください。
最初に決めた日数が、そのまま続くわけではありません。
必要に応じて見直しながら、お子さんに合ったペースを見つけていきましょう。
ちなみに尼崎市の調査では、約8割の家庭が「現在の利用日数で良い」と回答していました。
多くの家庭が、それぞれに合った利用日数で利用していることがわかります。
知っておきたい注意点
希望の曜日に利用できないことがあります。
平日の夕方など人気の時間帯は埋まりやすい傾向があります。
複数の事業所を見学しておくと安心です。
「利用回数」よりも「利用時間」や「預け先」が課題になることがあります。
特に共働きの家庭や医療的ケアが必要なお子さんで課題になることがあります。
放課後の利用時間が短かったり、送迎範囲や受け入れ体制に制限があったりするためです。
地域によって事情は異なります。
支給量の考え方や事業所の空き状況も自治体によって違います。
この記事の数字はあくまで目安として、お住まいの自治体で相談してみてください。
今日できること
利用日数がまだ決まっていなくても相談できます。
まずは、こんな風に聞いてみましょう。
「週◯日くらい利用したいと考えています。支給量はどのように申請すればいいですか?」
「まだ利用日数が決まっていないのですが、相談しながら決めても大丈夫ですか?」
「週何回くらい利用しているお子さんが多いですか?」
「週◯日くらい利用したいのですが、空きはありますか?」
利用日数は最初から完璧に決める必要はありません。
まずは相談して、お子さんやご家庭に合ったペースを一緒に考えていきましょう。







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