はじめに
「子どもの発達が気になる」「療育を始めたいけど、そもそもどこへ相談したらいいの?」
と、最初の入口で迷っていませんか?
発達が気になったときの相談先のひとつが「療育センター」です。ただし、療育センターは予約が取りにくく、初診まで数ヶ月待つ地域もあります。
だからこそ、迷っている段階でも早めに動くことが大切です。
この記事では、療育センターがどんな場所なのか、何ができるのか、受診までの流れを解説します。
療育センターって何?
子どもの発達について、相談・検査・診察・今後の支援方針の検討などを行う地域の中心的な施設です。
ひとつ知っておきたいのが、「療育センター」という呼び名は全国共通ではないことです。
自治体によって、
- 児童発達支援センター
- 子ども発達センター
- こども発達支援センター
- 児童福祉センター
など、さまざまな名前で呼ばれています。そのため、「療育センター」と検索しても地域の施設が見つからないことがあります。そんなときは、「発達相談できる施設はありますか?」と役所で聞くと案内してもらいやすいです。
どんな子が通う?対象年齢は?
主に未就学(小学校入学前)のお子さんが中心です。ただし、就学後もリハビリや定期フォローで関わり続けられる施設もあります。
一方で、就学を機に地域の事業所へ引き継ぐ地域もあり、対応は施設によって異なります。
大切なのは、手帳や診断がなくても相談できるということです。
たとえば、
- 言葉が遅い気がする
- 集団生活が苦手かもしれない
- 落ち着きがない気がする
こうした「まだ診断かわからない」段階でも相談できます。手帳や受給者証を先に取る必要もありません。
療育センターへ行くことは障害が確定することではなく、まず相談する場所だと考えて大丈夫です。
どんなことができる?
療育センターでは、主に次のようなことを行います。
・発達についての相談
・発達検査
・医師による診察や診断
・言語、運動、作業などの専門的なリハビリテーション(施設による)
・今後の支援方針の検討
施設によって、診療所が併設されているところもあれば相談や支援が中心のところもあります。何ができるかは施設ごとに異なるため、相談時に確認してみましょう。
また、療育センターによっては年齢や発達段階に応じたグループ通園を行っているところもあります。
療育センターだけ行けばいい?児発も通うの?
ここは多くの保護者が迷うポイントです。
結論から言うと、療育センターと児童発達支援(児発)は役割が違い、両方を使うことが一般的です。
療育センターは、診察・検査・支援方針の検討・定期フォローなどを行う場所です。
一方、日常的な療育を受けるのは地域の児童発達支援事業所になることが多くあります。センターで定期的に様子を見てもらいながら、普段は地域の児発や保育園・幼稚園へ通うケースが多くなります。
療育園との違いは?
似た言葉に「療育園」があります。療育園は、毎日通う通園施設で保育園の代わりのようなイメージです。療育センターに併設されていることもあります。
受診までの流れ
「子どもの発達について相談したい」と伝えましょう。
直接予約できる地域もあれば、紹介が必要な地域もあります。
すでに医療機関にかかっている場合は紹介状をもらいましょう。
初診まで数ヶ月待つ地域もあります。
療育園やグループ通園、リハビリテーションなどで療育センターを中心に通所するケースもあります。
いちばん大事なのは「早めの相談」
「様子を見た方がいいかな」「まだ相談するほどではないかも」と思っているうちに、予約待ちで数ヶ月経ってしまうこともあります。療育センターは、障害があるかどうかを決める場所ではなく、困りごとを相談する場所です。気になったら、まず市区町村の窓口や療育センターへ相談してみましょう。
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